予備校の言う「1000時間で合格」を一般的な例と思うのは危険です。
1000時間で合格できるのは、試験が得意な人、簿記1級レベル以上の会計知識がある人、
英語力が高い人など限られた人だけだと思います。
最初の計画段階では1200時間を目安にして、全体計画を立てる事をお勧めします。
自分の勉強の進捗具合/合否状況に合わせて
1000時間/1500時間で合格を新たな目標として計画を修正して下さい。
たとえ1000時間で合格できたとしても
働きながら1年間に1000時間の学習時間を確保する事は簡単ではありません。
NASBAが出している2014年の日本人受験者データをご紹介します。
1科目目の受験から全科目合格までにかかった期間のデータです。
12ヶ月以内に全科目合格は、合格者の12%
12ヶ月以上18ヶ月以内に全科目合格は、合格者の25.5%
18ヶ月以上24ヶ月以内に全科目合格は、合格者の19.1%
24ヶ月以上で全科目合格は、合格者の43.4%
日本人合格率30%で、合格者の37.5%が18ヶ月以内に合格したわけですから
単純計算で受験者の11%が18ヶ月以内に全科目合格したという事になります。
12ヶ月以内に全科目合格は受験者のたった3.6%です。
NASBAのデータは初回受験からの所要期間です。
初回受験前に数ヶ月以上は学習をしたり出願をしたりしている期間があるはずですから
予備校のいう「1年」は、合格者の1割程度の人しか達成できない短期間合格例です。
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